ガーデングローブのMo Ran Gakで自家製冷麺を食べてみる
暑い夏に食べたくなる朝鮮半島の代表料理・冷麺。もともとは寒い季節にオンドル(韓国式床暖房)の上で食べる朝鮮半島北部の冬の料理として、朝鮮民主主義人民共和国の平壌(ピョンヤン)市と、咸鏡南道(ハムギョンナムド)にある咸興(ハムン)市が発祥の地と言われています。1950年朝鮮戦争以降北から移動した人たちにより広まった冷麺は、冬のみではなく暑さの厳しい韓国では夏の人気メニューとして定着。現在も「平壌冷麺＝水冷麺」と「咸興冷麺＝ビビン冷麺(辛口混ぜ冷麺)」が２大主流の冷麺として有名です。その２大冷麺とコリアンBBQが楽しめるお店として人気なのが、ガーデングローブのMo Ran Gak。
韓国料理と言えば、最初に出てくるミッパンチャン（常備菜のサブおかず）。3品と少な目でしたが、しっかりとお代わりさせていただきました。チャプチェが絶品。
後半に出てきた野菜とお芋の揚げたてパンチャン。熱々のお芋パンケーキ風で、酸味のきいたソースで頂きました。美味しかったです。
Pyeongyang Mul Naengmyeon(平壌ムル・ネンミョン、水冷麺)＄16.50。蕎麦粉と緑豆粉から作られる黒みがかった柔らかい麺を牛肉でとったダシとトンチミ（大根の水キムチ）の汁から作られる冷たいスープで食べる平壌冷麺。牛肉の旨味と水キムチの酸味でさっぱりとした味わいのあるキンキンに冷えたスープがやみつきになります。麺は蕎麦粉の風味があり、日本の蕎麦とは全く違った柔らかくてねっとりしている食感。ゆで卵・きゅうり・茹でた牛肉のスライス、細長く切った大根キムチが定番トッピング。お好みでテーブルに置かれている酢やカラシを入れて食べても美味しいです。
咸興冷麺 Bibim Naengmyeon（ビビン冷麺）$16.50。唐辛子やコチュジャン(唐辛子味噌)ベースの辛口ダレと混ぜ合わせた冷麺です。「混ぜ」の意味するビビン（ピビム）麺で、ビビンバ（Bibimbap）同様、食べる前にソースと麺をよく混ぜ合わせるのがポイント。運ばれてきた時は、真っ赤などろっとしたソースの迫力に、辛すぎて食べられないかも、と緊張したのですが、ヒリヒリした辛さではなく、程よい赤唐辛子の辛さとごま油やコチジャンの旨味に、真っ赤に染まった大根キムチ、ナシ、キュウリなどの具材と細麺が絡んで後引く美味しさです。
Galbi (Marinated Beef Ribs) ＊Bibim Naengmyeon ビビン冷麺とセットメニューで$28.95。カルビ肉はしっかり甘めの味付けと焼き具合で、ビビン冷麺の辛口ヤンニョムソースとよく合います。
冷麺とカルビタンはOCで一番と評判のお店、週末はどんな時間帯でも待ち時間なしはあり得ないほどの混雑ぶり。日曜午後3時に来店で約10組目40分待ちででした。冷麺と一緒に牛骨を煮込んだスープ(ユッス)が無料で提供されるお店が多いとネットで知り、このお店のHPでも無料と出ていたので、絶対頼もう！と思っていたのに忘れました。。牛骨スープ飲んでみたかった。。絶対リベンジします！
Mo Ran Gak
9651 Garden Grove Blvd
Garden Grove, CA 92844
https://www.morangakbbq.com/
