コスタメサのHanuman Thai Eateryでタイ料理を食べてみる
コスタメサのタイレストラン、Hanuman Thai Eatery。コスタメサ・ニューポートビーチ界隈に数軒あるタイ料理店の中でも、ダントツ人気で週末ディナーは1~2時間待ち必至のレストランです。
屋外テーブルでよければ少し待ち時間が短いようです。つい最近Newport Blvd沿いのコスタメサにもう1店舗オープンしたので混雑緩和を期待したいところ。
店名のハヌマーン(हनुमान् Hanumān)とは、インド神話における神猿で、ヒンドゥー教の影響を強く受けているタイ仏教の寺院には、この神猿ハヌマーンが描かれていることが多く、タイではお馴染みのキャラクター。ゴールド・黒・白・黄色を基調にしたシックな内装の店内には2〜6人用のテーブル席が8席とカウンター席、屋外にも9席あり。
カオソーイ(Khao Soi $21) 日本でも”タイのカレーラーメン”として、近年知名度もアップし、カオソーイ専門店もオープンしているという人気のタイ料理。カオ(Khao):お米、ソーイ(Soi):細く切る、の意味があり、もともとはミャンマーからラオス北部に伝わり、その後ラオス北部からタイ北部に広まった料理と言われています。カレースパイスとココナッツミルクから作られたクリーミーなカレースープに茹でた卵麺と揚げた麺をトッピングして、2種類の麺を味わえるのが特徴。ナムプリックパオ (น้ำพริกเผา) と呼ばれる唐辛子と干しエビなどのペースト(ライムの左下)と、酢漬けのキャベツ(ライム右下)、エシャロット(ライム左上)、ライム、骨付き鶏もも肉が入っています。
ココナッツミルクで仕上げられた甘みとコクのある濃厚カレースープにまず衝撃を受けましたw カレーシチューで煮込んだトッピングの骨付き鶏もも肉もホロホロ柔らかく食べ応えたっぷり。揚げ麺も他の具材と一緒にスープの中でよく混ぜてから食べてと教えてもらい、早速ぐちゃぐちゃに混ぜていたらお店の人がすっとんできて”ライムを搾ってから混ぜて。左の方に沈んでるから”と教えてくれました。食べ方を聞いたので、離れた所から混ぜるところをずっと見られていたようですw イエローカレースパイスの辛さとココナッツミルクの甘みが絶妙なバランスのカレースープ、病みつきになりますね。
Pad Kee Mao (パッキーマオ、Pork $16) 白玉ねぎ、トマト、バジル、豚肉に平打ち米麺をスパイシーチリガーリックで炒めた別名Drunken Noodlesとも言われるタイの米麺焼きそば。辛さをマイルドにしたこともあって、チョイ辛でゴハンにも合いそうな一品です。タイ語で発音が同じ”khi Mao”キーマオが、”酔っ払い”を意味するため、英語圏ではDrunken Noodlesという名前のメニューとしても知られています。同じくタイの米麺焼きそばでPad See Ew(パッシーイウ)というのがあるのですが、パッシーイウは醤油ベースのソースに幅広麺、チャイニーズブロッコリーと牛/鶏/豚/海老からチョイスしたプロテインに魚醤 (ナンプラー)、 オイスターソースなどを加えて炒めた中華風炒めそばで、唐辛子を入れていないので辛くないのが特徴。パッキーマオも醤油・魚醤やオイスターソースが使われていますが、味の決め手はスパイシーチリの独特な辛味と旨味。幅広の麺や野菜にからんで後引く美味しさです。
Sweet Roti (スイートロティ $8) タイの伝統的なデザート・ロティは薄く伸ばした小麦粉の生地を油で揚げるように焼き上げた、タイ風クレープ。元々はインドやパキスタンで食べられていたスイーツで、インド人が移住の際にマレーシアに持ち込み、そこからタイにも広がったと言われています。日本の一般的なクレープよりも生地が厚くもちもちしているのに、よく焼けた底の部分はカリっと香ばしい食感。たっぷりかかったココアパウダーとコンデンスミルクでシンプルな美味しさが味わえるスイーツです。
ミャンマー、ラオス、インドなどから伝わり独特の美味しさを追求したタイ料理。本国タイでは、屋台料理として一般的なカオソーイやロティなど、ここカリフォルニアからも目が離せません。
Hanuman Thai Eatery
355 Bristol St Ste U,
Costa Mesa, CA 92626
https://hanumanthaieatery.com/