ガーデングローブのTP Banh Bao 2でベトナム肉まんを食べてみる
リトルサイゴンのショッピングモールにあるバインバオ Banh Bao(ベトナム版肉まん)屋さん。朝7時から営業の昭和感漂う店内で売っているのは基本肉まんとちょっとしたベトナムのお菓子だけ。バインバオは漢語の「餅包」の音訳からなるベトナム語で、広東料理の点心、包子(パオズ、bāozi)が元になっていると言われています。
バインバオ(ベトナム語:Bánh bao)は、酵母を加えて水でこねた小麦粉の皮にいろいろな具材(ひき肉・臘腸・タマネギ・ゆで卵・キノコ・野菜類を餡として包み、蒸して調理する代表的なベトナム料理。中国から伝わった「包子」バオズは、ベトナムで、街角の屋台やフードスタンド、コンビニなどで売られているポピュラーな軽食として定着しています。朝ごはんや小腹が空いた時のスナックとしても人気。
おかず系のバインバオは11種類、スイーツ系は5種類で、一個$2~。おかず系のバインバオで最もポピュラーなのが、豚挽肉にソーセージと卵が入ったもの($2)。挽肉は、豚挽肉か鶏挽肉、卵は鶏卵、うずらの卵、もしくはアヒルの卵の塩漬けしたものがそれぞれ入ったバインバオや、BBQポークやBBQチキン、シーフードなどがあります。スイーツ系は、カスタード、タロイモ餡、小豆餡など。
蒸し立て熱々のバインバオが一個から買えます。Box(9個入り)で買うと約4~5ドル(!)もお得に。もちろん箱買いしていく人がほとんどです。全種類のDeep Fried Banh Bao(揚げ肉まん)も同じ値段でオーダーできます。9個入りBoxと店頭で数種類の揚げバインバオを売っていたので、一つ購入。
揚げ肉まんは、ポーク+ソーセージにゆで卵入り($2)。揚げてあるだけあって、具材の餡まで熱々でした。外の皮はサクサク、中はもちもちで美味しかったです。学校帰りに毎日買い食いしたくなる手頃なスナック感。
こちらはポーク+アヒルの塩漬け卵入り蒸しバインバオ。蒸したバインバオもホカホカ熱々、皮はふかふかでほんのり甘みがあります。塩漬け卵がコクがありいい味出してます。アヒルの卵は鶏卵より黄身が大きいのが特徴。
赤っぽい色のバインバオがBBQポーク(左)とBBQチキン(右)飲茶で食べる点心の肉まんよりも餡の味付けがマイルドで美味しいです。ベトナムではアヒルの卵やウズラの卵は日常的に食べられていて、鶏卵と同じかむしろそれ以上に料理に重用されています。肉まんには欠かせないアイテム。
鶏挽肉+アヒルの塩漬け卵。基本的に塩コショウ、醤油やニョクマムなど具材の味付けが一緒なので豚肉か鶏肉、もはや味の違いがよくわからなくなっておりますw。ぎっしり詰まった餡が全体的に薄味で何個でもイケそうです。
アヒルの卵と言えば、やっぱり思い出すのがベトナムの珍味ホビロン。孵化寸前のアヒルの卵を加熱したゆで卵でアヒルの原型がほのかに形作られた頃が食べ頃の、ベトナムではローカルの屋台や居酒屋などどこでも食べられる大衆料理。ホビロンに比べたら、このバインバオの塩漬け卵が可愛らしく見えてきます。今度リトルサイゴンでホビロンを食べて食レポ書いてみたいなと思います。
T.P. Banh Bao 2
13067 S Euclid St,
Garden Grove, CA 92843